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祈年祭
本殿におきまして、祈年祭が厳かに執り行われました。
祈年祭は「トシゴイノマツリ」ともいい、年のはじめに、五穀の豊穰を祈ると共に皇室の御安泰並びに国家の繁栄を祈る祭りです。
古典には、第十代崇神天皇の御代に、天つ神をまつり、五穀の豊穰・国民の疫病治癒・国土の安泰を祈願していました。
法の整備により「大宝令」「貞観儀式」「延喜式」等に、祈年祭は国家行事として盛大に行われていた様子が窺われます。
ところが、祈年祭の執行は、平安朝の初期よりしだいに衰え、応仁の乱後の戦国時代には廃絶となりますが、国運の隆盛に伴い、元禄の頃より再興が唱えられ、明治維新後、神祇官の復興とともに再興されました。
祭日は、二月四日に宮中において頒幣の儀を行い、二月十七日には宮中三殿にて祭典を執行、神宮以下全国の神社にて大祭を執行します。
然しながら、大東亜戦争後の占領下に於いて、春祭りとしてその面影を留めていましたが、次第に祈年祭として復興し現在に至ります。
七社神社では「祈年祭(2月17日)」「例祭(9月秋分の日)」「新嘗祭(11月23日)」を大祭として執行しています。
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